「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)」の建設が、中国と沿線諸国の共同発展に千載一遇のチャンスをもたらすことは間違いない。「1ベルト、1ロード」政策は開放的で、アフリカ大陸を突き抜け、ユーラシア大陸を環状につなぐ広い「友人圏」を構築する。中国の習近平国家主席は、ロンドンで開かれた「中英ビジネスサミット」に出席した際、中国が提唱する「1ベルト、1ロード」政策の開放性と受容性について、再度言及した。人民日報が報じた。
習主席は、次の通り話した。
中英両国は産業構造の補完性が強く、共に提唱する市場開放の理念が近く、自由貿易推進、相互投資拡大という望みが同じだ。『1ベルト、1ロード』の枠組での中英の協力展開は前途有望であり、潜在力が大きい。
中国側は、英国の資金・技術・人材が「1ベルト、1ロード」建設に参与することを大いに歓迎する。中国側は英側と共に一層協議し、第三国の需要、同意、参加を基礎に、各自の強みを発揮して、アジア、アフリカ、中南米などの国々の発展を共に助けることを望んでいる。
習主席が2年前に「1ベルト、1ロード」政策を提唱して以来、中国政府は首尾一貫して、同政策の「開放性」について強調してきた。今年9月の訪米時、習主席は、中国は米国が「1ベルト、1ロード」建設に参与することを歓迎すると初めて表明した。だが、米国政府からの正式な回答は得られなかった。一方英国は、言うまでもなく、「1ベルト、1ロード」建設に前向きに参与しており、沿線諸国ではない国家の「模範的役割」を果たしている。