全国省エネルギー・新エネルギー自動車産業の発展推進座談会が22日、北京で開かれた。国務院の李克強・総理は省エネ・新エネ車産業について、発展を加速させ、国際競争で機先を制するよう指示している。
李総理は今回の指示で、「省エネ・新エネ車産業の発展を加速させることは、自動車産業のモデル転換とレベルアップを促し、国際競争で機先を制して優位に立つための喫緊の課題だ。グリーン成長の推進、新たな経済成長エンジンの育成にとっても重要な措置になる」と指摘。その上、◇重要分野に力を入れ、合理的な産業配置を形成する、◇産業発展のボトルネックと弱みを把握しながら、コア技術やコア部品などの難関突破を図り、独自のイノベーション力と技術レベルを向上させる、◇産業支援策の実行の徹底、経営環境の改善、新たなビジネスモデルの確立に努める、◇省エネ・新エネ車の発展に適合した市場運営を拡大し、健全かつ持続可能な発展の道を切り開き、経済成長と国民生活の改善に新たな原動力を注ぎ込む--ことを求めた。
座談会に出席した国務院の馬凱副総理は、「李総理の重要指示を踏まえ、市場を主導役、イノベーションをけん引役に据え、難関の突破と協調的な発展を推進する」と強調。また、「政策の実行を徹底し、公正な市場を確立させる。供給と需要の両面に着目し、電池の技術開発と充電インフラの整備を加速する。『2020年新エネ車発展目標』の達成に全力を尽くし、『新エネ車製造強国』を目指す」と述べた。