中国の鉄道車両最大手・中国中車傘下の永済新時速電機有限責任公司は22日、知的財産権を完全に保有する国内初の高速鉄道用6500V・IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)チップが実証試験をクリアしたと発表した。同製品の実用化を実現している。
IGBTは高速鉄道車両駆動システムの中心部で、人間で例えると「心臓」の役割をしている。車両の駆動源に直接働き、駆動システムで最も中核的な技術の一つ。IGBT技術は新エネルギー、軌道交通、電気自動車、スマートグリッドなどの分野で幅広く使用されている。電力変換装置にIGBTを採用することで、電力の使用効率を大幅に向上でき、30%以上のエネルギー削減が図れる。