中国、高速鉄道車両の「心臓」―IGBTチップの国産化を実現

中国、高速鉄道車両の「心臓」―IGBTチップの国産化を実現。 中国の鉄道車両最大手・中国中車傘下の永済新時速電機有限責任公司は22日、知的財産権を完全に保有する国内初の高速鉄道用6500V・IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)チップが実証試験をクリアしたと発表した。同製品の実用化を実現している。 IGBTは高速鉄道車両駆動システムの中心部で、人間で例えると「心臓」の役割をしている。車両の駆動源に直接働き、駆動システムで最も中核的な技術の一つ。IGBT技術は新エネルギー、軌道交通、電気自動車、スマートグリッドなどの分野で幅広く使用されている。電力変換装置にIGBTを採用することで、電力の使用効率を大幅に向上でき、30%以上のエネルギー削減が図れる…

タグ: 中国高速鉄道

発信時間: 2015-10-23 13:18:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

足元で中国は世界最大のIGBTモジュール消費国となっており、消費量はさらに年間20%のペースで増加。「中国製造2025」発展計画が発表されて以来、「スマート化」と「グリーン化」が工業分野の重要なテーマとなり、スマート制御チップやIGBTなどパワー半導体に対する需要は一層高まっている。

専門家によると、知的財産権を完全に保有する6500V/200Aの高耐圧、高出力IGBTモジュールの自主開発の成功が国内の技術的空白を埋め、中国が世界最高電圧級のIGBTモジュールの設計・製造技術を獲得したことを意味する。技術水準は商用利用のレベルに達しており、高耐圧、高出力IGBTの設計から、製造、パッケージング、応用まで網羅する産業チェーンの構築が大きく前進している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月23日

 

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