訪英中の習近平国家主席は21日、キャメロン英首相と会談。中英両国はロンドンでの会談終了後に、「21世紀の世界を見据えた全面的・戦略的パートナーシップ構築に向けた中英共同宣言」(以下、宣言)を発表した。
中英両国の関係は、これまでの「全面的・戦略的なパートナーシップ」から「21世紀の世界を見据えた全面的・戦略的パートナーシップ」に引き上げられたことになる。
「宣言」によると、両国は将来を見据えた全面的な中欧投資協定の早期締結を支援する。中国・EU自由貿易区の事業化調査(F/S)について早期開始を呼びかけ、「第17回中国・EU首脳会議の共同声明」で決定した長期目標実現を目指し、条件が整い次第、全面的な自由貿易協定を締結するとしている。
習主席の今回の訪英で最も歴史的意義のある原発プロジェクトをはじめに、複数の大型案件について協力協議が結ばれた。金融、インフラ、科学技術、文化などの方面についても一連の協力プロジェクトが決定。投資プロジェクトの総額は400億ポンドに上り、事前に伝わっていた300億ポンドを上回る水準となる。