中英首脳がマンチェスターを訪問した際には、中国は同地区への投資を拡大し、「北方動力」計画を推進する方針を示した。
英国政府は英国北部の振興に向けて策定した「北方動力」発展計画で、「豊かになりたければ、まず交通を整備する」という考え方に基づき、高速鉄道HS2プロジェクトを計画、ロンドンからイングランド中部と英国北部を結ぶ高速鉄道建設を目指す。
建設予定の高速鉄道沿線の中核都市には、リバプール、マンチェスター、リーズ、シェフィールドなどが含まれる。英国はこれらの大都市を拠点に、経済の中心をロンドンと南東部から移転させる方針で、総投資機会は240億ポンドに上る。
英国のオズボーン財務相は、イングランド北部の経済成長の伸びがその他の地区の成長見通しと足並みが揃えば、大きなリターンが得られるとの見方を示した。2020年末には英国経済の生産額は370億ポンドの増加が可能になるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月23日