清華大学経営学院の李稲葵教授は、庶民にとっては金利の市場化で預金など銀行サービスの選択肢が増えると指摘。現在、各行の預金金利はほぼ横並びだが、今後は預金金利を引き上げる銀行が出てくる可能性もあるため、庶民にはメリットがあるという。
企業については、近年の資金難や資金調達コスト高騰問題がある程度和らぐ可能性がある。上海交通大学上海高級金融学院の朱寧教授は、金利の市場化は、銀行の運営効率向上、リスクコントロール強化につながるため、実績があり成長見通しの明るい企業は、金融機関からより高いサービスを受けられると分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月27日