在中国韓国大使館商務公使の李鎬俊氏は記者に対して、「中国の対外投資は、そこから直接的に利益を得ることができる。中国企業はすでに欧米などとFTAを締結している韓国の強みを利用し、韓国に投資を行い先進国市場に順調に進出することができる。両国政府は現段階において、国内の手続きを積極的に推進しており、2015年内の発効を目指している」と述べた。
3カ国の自由貿易区、GDPを拡大
中日韓首脳会議は、北東アジアの協力を推進する重要な場だ。今回の首脳会議は3年ぶりの開催となる。中国商務部部長助理の童道馳氏は、国内外メディア向けの記者会見で、「李克強総理は韓日の首脳と、生産能力を巡る協力、技術革新、経済発展戦略の融合、中日韓自由貿易区の建設および地域経済一体化の取り組みの促進、貿易利便化の促進、財政・金融協力、マクロ政策の調整、オリンピック経済、地方間の経済協力、環境保護、循環型経済などの経済・貿易の議題を巡り深く意見交換し、広く共通認識を形成する見通しだ」と明かした。