中日韓は世界経済および国際経済・貿易協力において重要な位置を占めている。3カ国の人口は世界の約2割を占めており、GDPはアジアの7割、世界の2割を、外貨準備高は世界の47%を、貿易額と対外投資額は世界の2割を占めている。中日韓の経済・貿易の実務的な協力の強化は、地域一体化の取り組みと世界の経済協力の促進に対して重要な意義を持つ。中日韓の協力が開始されてから、貿易・投資などの伝統的な分野で重要な進展が見られた。3カ国間の昨年の貿易額は7000億ドル弱になっており、3カ国の投資協定も正式に発効した。
張氏は、「中日韓の貿易総額は7兆ドル弱で、3カ国の産業構造には高い相互補完性がある。中日韓の共同研究プロジェクトによると、中日韓自由貿易区を建設した場合、現段階で中国のGDP成長率を1.1−2.9%、日本の成長率を0.1−0.5%、韓国の成長率を2.5−3.1%引き上げることができる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月28日