中国外交部は先週、ドイツのメルケル首相が今月29、30日の日程で中国を訪問すると発表した。ドイツメディアの間では、訪中で話し合われる内容と中独関係の今後について議論が盛り上がっており、中でも経済関連の話題が焦点となっている。中英関係が「黄金時代」に入ったと言われるなか、メルケル首相の訪中はある種の「圧力」をかけるものとの見方がある。しかし専門家は、ドイツ企業には中国で引き続き多くのビジネスチャンスがあるとしている。ロイターによると、ドイツ政府は「中国にとってドイツは引き続き欧州で最大の貿易相手国であり続ける」と確信しているという。
メルケル首相の今回の訪中目的は、昨年10月にベルリンで発表した「中独合作行動綱要」の実施状況分析と今後についての協議だ。このほか、経済とグローバルな議題についても話し合われる予定。