「経済がメルケル首相訪中で最も重要な話題だ」。ドイツの経済紙は27日、フォルクスワーゲン(VW)グループのミューラー新CEOがメルケル首相の訪中に随行し、排ガス不正問題に関する内部調査の進展状況について話し合う予定と報じた。ドイツ当局関係者は、VWの排ガス不正問題は中国でのドイツ企業への信任に影響するものではないと指摘。ドイツと中国の証券取引所の協力、ルフトハンザ航空と中国国際航空の合弁事業など、中独両国は複数の協力協議で合意する見通しだとしている。
同時に、ドイツ経済界は中国に「要求」を突きつけた。ドイツ商工会議所(DIHK)のシュバイツァー会頭は先ごろ、ドイツ紙の取材に対して、中国は在中国のドイツ企業により多くの法的保障を与えるべきだとし、「我々は知的財産権のよりよい保護と、法による決定性向上、自由な市場参入の確保を必要としている」と述べた。現時点で、約6000社のドイツ企業が中国に支社を設置している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月28日