独自動車ブランド、フォルクスワーゲン(VW)を展開する子会社のヘルベルト・ ディース最高経営責任者(CEO)は28日、東京モーターショーに出席した際に、ディーゼル車の排ガス不正問題について謝罪し、消費者の信頼を取り戻すと約束した。
VW日本法人のスヴェン・シュタイン社長はそれに先駆け自社の展示ブースに姿を現し、日本のしきたりにならい数秒間頭を下げた。ディースCEOは頭を下げなかった。
ディーズCEOは、「VWは間違いを犯した。私は全グループを代表し謝罪する。我々はブランドの信頼を取り戻すため全力を尽くしている」と述べた。
ディーズCEOは、現在の当面の急務は問題解決であり、実情を明らかにし永遠に再発を防止すると述べた。ディーズCEOは、「新しい、より良いVW」を作ると約束した。
シュタイン社長は、「排ガス不正問題と新車発売の遅れなどが影響し、VWの今年の日本での販売業績は3分の1以上の低下を示す」と述べた。
VWの今年上半期の販売業績は日本のトヨタ自動車を上回り、宿敵をトップの座から引きずり下ろすことが期待されていた。しかし排ガス不正問題がブランドイメージを損ね、第3四半期末の販売業績に影響した。トヨタは26日、今年第1−3四半期に世界で749万8000台を販売し、販売トップの座を守ったと発表した。
VWのマティアス・ミューラー新CEOは今月6日、VWは早ければ来年1月より排ガス不正のあった車のリコールを開始し、来年の年末までにすべてのリコールを終えると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月29日