また記事は、インドネシアが最近、高速鉄道建設を中国と建設することに決めた。これが日本の鉄道関連企業を落胆させていると報じている。イギリスは中国の技術で原発を建造することを決定し、原発関連企業を驚かせた。中国の発電所が世界市場で普及することを恐れているのだ。 商品価格の下落、そしてロシアの経済減速に対応しようと奮闘する中央アジア諸国の政府は、日本が同地域に興味を持つのを歓迎する可能性が高い。モンゴルの国会議長は10月22日、安倍首相に対し、日本がモンゴルの“第3の隣国”だと述べた。 しかし、中央アジアのビジネスマンとアナリストは、日本が中国に対抗できるほど有意義なものを提供できるかどうか疑っている。中国はこの15年、自然資源やインフラに大量の資金を投入しており、現在同地域で最大の貿易パートナーとなっている。
この夏にスタートした、北京主導による資本金500億ドルのAIIBへの参加を、日本は拒否している。 長期に渡って日本は当地域の主要支援国だった。しかし経済的つながりは相対的に見て多くない。日本国際石油開発株式会社(INPEX)はカザフスタンに運用が難しいカシャガン大油田を持つ。また日本企業数社が石油とウランの処理工場の契約を獲得している。 グラスゴー大学の中央アジア問題研究者であるルカ・アンチェスキ氏は、「日本と中央アジアの発展協力の可能性をかなり疑問視している」と述べる。同氏は、当地域の地理的なハードルといい加減な投資環境が安倍の努力を阻んでいると考えている。