かつて日本で仕事に従事したカザフスタンの官僚が、日本の中央アジア政策を「混乱状態」と表現している。同氏によると、カザフスタンで初めてとなる原発の建設競争を例に挙げ、日本企業は数社が入札活動に参加したと述べた。 同氏は「これが中国を更なる成功へ導いた。中国ははっきりしていた。彼らはソブリン担保を持つ中国銀行が支援する企業1社だけを推していた」と述べる。
安倍首相は日本銀行や貿易会社、大学など50組織を率いて訪問したほか、数十億ドルの協力プロジェクトを表明した。しかし、協議を理解する人の話によると、具体的拘束力を持つ契約とはとてもいえないものだとしている。 国会が休会するたびに、安倍首相は必ず海外訪問する。これは日本経済を発展させ、日増しに高まる中国の影響力を削ぐという二重の目的がある。しかし、中央アジアの訪問の目的はより後者に偏っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月30日