安全性は大丈夫? C919への9つの疑問を解く

安全性は大丈夫? C919への9つの疑問を解く。 C919のラインオフは中国が航空機製造分野で重要な一歩を踏み出したこと、重要な成果を挙げたこと、世界でも数少ない中距離旅客機の開発・製造能力を備えた国の最前列に並ぶようになったことを意味する。 C919を開発した中国商用飛機有限責任公司の金壮竜会長は、「C919はイノベーション型国家建設のシンボル的プロジェクトであり、完全な独自の知的財産権を備えている。C919プロジェクトモデルの研究開発の位置づけは、『独自の研究開発、国際協力、国際基準』だ。弊社は『主要メーカー‐サプライヤー』の発展モデルを堅持し、『中国商用飛機公司を中核とし、中国航空工業集団公司と連携し、全国に波及し、世界に向かう』中国民用航空機産業のシステムを基本的に構築した」と話す。

タグ: C919

発信時間: 2015-11-04 18:29:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(3)重要部品の国産化がまだなのはなぜ?

このたびオフラインしたC919に使用されたエンジンは、米仏合弁のCFMインターナショナルが開発製造したLEAP-1Cエンジンだ。中国科学院(科学アカデミー)の曹春暁院士は、「国産化のカギは材料とエンジンの国産化にある。だが現在の状況から考えて、短時間での達成は難しい。国は材料方面の研究製造プロジェクトを多数計画し、現在多くのプロジェクトが進行中だ」と話す。

中国航空工業集団公司傘下の電気機械メーカーの王堅会長は、「C919の『後続者』となる国産ワイドボディ旅客機『C929』は現在、重要技術の研究の段階に入った。さきに公表された情報によると、C929には国産エンジンが採用され、対抗機となるのはボーイング『777』とみられる」と明かす。

(4)国産機の安全性は大丈夫?

中国商用飛機公司のC919総設計士の呉光輝さんは、「飛行機というものは空を飛べば必ず危険がある。おまけに中国人は初めてこのような航空機をうち出したのだ。将来の運航への投入には一連の挑戦が横たわる可能性があるが、私には自信がある」と説明する。

また呉さんは、「この自信は蓄積からきたものだ。現在、ボーイングとエアバスの航空機部品の多くはメイド・イン・チャイナだ。08年のスタートから現在まで約7年の時間を経過し、C919プロジェクトの過程で私たちは大量の設計、計算、テストを十分過ぎるほど行ってきた。私はぜひともこの飛行機の乗客第1号になりたい」と話す。

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