(7)C919の主なライバルは誰?
中国商用飛機公司テスト飛行センターの譚祥昇副センター長は、「C919の主なライバルはボーイング737とエアバスA320だ。この2機は民用航空史上、最もよく売れた機種でもある」と話す。
譚副センター長によると、「中国には独自の強みがあり、市場は大きく、また大きな『世界の加工工場』でもあり、今後は製造・運営コストなどでA320よりも競争力をもつようになるとみられる。さらにC919の後発組としての強みは明らかで、新しいエンジン、新しい技術を導入しているため、経済性や燃料消費などでライバルよりも優れている」という。
(8)誰が国産中距離旅客機を買うの?
現在、C919には国内外の21社から517機の注文が寄せられている。
中国商用飛機公司が提供したデータによると、現在、国内では中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空、海南航空を含む7社が135機を予約した。海外ではドイツの普仁航空が7機、タイのシティエアウェイズが10機の購入意向合意に調印した。このほか国内の12社を含むファイナンスリース会社からの注文もある。