マティアス・ウィクルンド氏は、具体的な数字を挙げながら、中国では生産・製造業の作業員1万人ごとに30台のロボットが配置されているが、韓国や日本ではその数が300台を超えているため、中国の成長力は非常に大きいとの見方を示した。「私は現在、家族と共に中国に引っ越てきましたが、これは私にとって将来を見据えた決定です。中国市場の発展を重視していることが理由で、自社が中国で長期的に成長するための後押し拡大にも期待しています」と述べている。
Comau社は今年、中国国際工業博覧会に初めて出展したが、米国のRethink Robotics社は今回の出展が中国市場で初の顔見世となった。
Rethink Robotics社は3日、中国のオートメーション設備サプライヤーの上海電気自動化設計研究所有限公司(SEARI)と代理販売契約を締結したと発表。Rethink Robotics社のチーフ・オブ・レベニュー(COR)を務めるジェンソン・バトン氏は、記者に対し、グローバルに事業開拓を進めるなか、中国市場がその土台として、向こう1年以内に自社にとって最大の市場になるとの見通しを示した。