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中国のSUV販売市場で、2015年10月は自主ブランド人気車種の勢いがさらに拡大した。SUV販売台数トップ10に、自主ブランド車は7車種が入って上位3位も独占し、歴史的な水準となっている。
中国で車両購入税の引き下げ政策が講じられてから1カ月余りが過ぎるなか、10月の自動車販売台数に大きな政策効果が表れた。10月の排気量1.6リットル以下の車種の販売台数は全体の68%に達し、以前に比べ2ポイント増えている。
全国乗用車市場情報聯席会(乗聯会)の副秘書長を務める崔東樹氏は、10月の自動車市場が9月から好調に転じたとの見方を示す。車両購入税の引き下げ政策の効果が大きく、消費者マインドを向上させたと分析。自動車市場に対する消費者の関心が高まったことに政策の大きな意義があったと指摘した。
これまで一貫して販売パフォーマンスの高かったSUVは、今回の政策で特に注目された市場の一つ。乗聯会のまとめによると、10月の乗用車販売台数は193万3004台と、前年同月比で13%増、前月比で9.9%増だった。うちSUVは63万1394台で、前年同月比62.2%増、前月比8.9%増となり、全体の32.7%を占めた。