中国商務部は11日、今年1-10月に新規設立された外資系企業が前年同期比9.3%増の2万1022社に上ったと発表した。実行ベースで海外直接投資(FDI)受入額は8.6%増の6394億2000万元(約1036億8000万米ドル)。うち10月の外資系企業新規設立は2.5%増の2042社、FDI受入額は4.2%増の546億8000万元(87億7000米ドル)だった。
1-10月の外資導入額について、商務部外資司の責任者は、「概ね1-9月の流れを引き継いでいる」とコメントしている。
外国企業によるM&A(合併・買収)規模やFDI受入額全体に占める割合の拡大が注目点。M&Aを通じて設立された外資系企業は1-10月で1122社に上り、FDI受入額は159億8000万米ドルに達した。前年同期に比べそれぞれ16%、176.9%の増加。FDI受入額全体に占める割合も前年同期の6%から15.4%に上昇している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月12日