ドイツ最大の鉄道会社・ドイツ鉄道の最高調達責任者は16日、ベルリンで記者会見を行い、国際的な供給ネットワーク網を拡大する意向と、その中に中国中車や大原重工などの40の中国企業が含まれていることを明らかにした。
これに関してあるアナリストは「製品品質にきわめて厳しいドイツ企業からの“お墨付き”を得たことで、中国の高速鉄道の世界における活躍の場はいっそう広がることになる」と語った。実際、現在の中国の高速鉄道は規模や技術、速度、製造コスト、安全システム、事故率などの点において、フランスTGVやドイツICEなどの欧州先端企業に決して引けをとっていない。中国の国家政策と指導者の積極的な働きかけによって、中国の高速鉄道は単なる“海外進出”でなく、世界の高速鉄道の模範ともなっている。産業規模は今後数年間にわたって拡大することが見込まれ、関連企業も高成長を続けることが予想される。