河北省は第13次5カ年計画(十三五、2016~20年)期間において、「大気の質の顕著な改善」を重要課題と位置付けている。先ごろ発表された「河北省国民経済と社会発展の第13次5カ年計画の策定に関する中共河北省委の提言」に盛り込まれた。◇生産方式と生活方式のグリーン化、低炭素化を推進し、PM2.5(微小粒子状物質)濃度を2013年の水準から40%低減させる、◇大気汚染が深刻な都市でも、大気の質が全国ワースト10から脱する--ことを目標に掲げている。
「京津冀」(北京、天津、河北)エリアの大気汚染対策は河北省に重点が置かれている。環境保護政策の実行を強化し、大気の質の改善を図るため、「自然バランスシート」の編成や、幹部に対する資源環境の離任監査の導入に加え、8項目の措置を推進している。
具体的には、(一)石炭燃料の使用削減、自動車の総量コントロールと燃費向上、汚染の防止・改善、排出削減、粉じん抑制などを徹底する、