中国EC市場進出を検討する企業、次の5点に要注意

中国EC市場進出を検討する企業、次の5点に要注意。 米ビジネスニュースサイト「クオーツ」は11月18日、「中国の巨大なEC市場進出を目指す外国企業は次の5点に要注意」と題した記事を掲載した…

タグ: 中国,EC市場,外国,企業

発信時間: 2015-11-21 10:07:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米ビジネスニュースサイト「クオーツ」は11月18日、「中国の巨大なEC市場進出を目指す外国企業は次の5点に要注意」と題した記事を掲載した。

筆者は上海市から船に乗り舟山市に移動した際に、若い女性が10元のカップ麺を購入するのを目にした。彼女がスマートフォンを使うと、売り手の微信(WeChat、メッセージ・通話アプリ)に料金が振り込まれた。このシンプルな動作は、中国での経営のチャンスと課題を示している。有形資産とモバイル端末を結びつけることに長けた企業は、中国での経営に適しているだろう。リスクを恐れる企業は、すぐに転落するだろう。筆者は10年前から中国のSNSと消費の研究を始め、現在は中国の複雑極まりないデジタル世界に対応するため企業に協力している。筆者はここで、いくつか提案しよう。

(1)モバイル端末を軽視しない。中国人消費者は、モバイル端末を当然の物事としている。ゆえにすべての企業、戦略、体験は、設計当初にこの小さなディスプレイに合わせなければならない。メールボックスを頻繁に使用するネットユーザーは、中国では半数しかいない。企業が国際基準にこだわれば、半数の消費者を失うだろう。

(2)オンライン化を忘れない。ECとオフラインの小売を結びつけると、最大の効果が発揮される。ある企業は以前、ECはオフラインの小売への投資を避けられる近道と誤解していた。このような企業の多くは、市場からの撤退を余儀なくされる。中国では実店舗がなければ、消費者はブランドを証明することができず、名もない商品にお金を払おうと思わない。

(3)単純にそのまま移植するのではなく、現地化する。言語の他に、経験や情報も再定義し、中国の文化と市場に合わせるべきだ。多くの企業は優れた製品を作れば、どの市場の消費者も無条件で受け入れると考えている。中国、特にネット上では、そうではない。中国のネット上で販売されている商品の7割が値下げされている。価格戦略を慎重に策定するべきだ。

(4)中国に真剣に対応する。中国人消費者は最もケチをつけやすい、デジタル化に最も精通した消費者だ。ケチをつけられ、批判される備えをしなければならない。企業がネット上に進出すれば、その評判はブランドマネージャーのコントロールを受けなくなる。

(5)デジタル化で金を惜しまない。中国でのEC事業は費用がかかり、すぐに利益を創出することもできない。長期的な計画を立てるべきだ。

多くの企業は数十年に渡り西側を基準とし、浅はかな戦略により未成熟とされる中国市場に対応してきた。中国の若い世代の成長、世界中で最も大きな利益をもたらす消費者により、基準は中国側に合わせられるようになるだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月21日

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