「中国-ASEAN(東南アジア諸国連合)自由貿易地域(CAFTA)協定がバージョンアップする『議定書』の調印で、中国とASEANの経済・貿易協力が新たな段階を迎える--」。中国商務部の高虎城部長はこう語った。「より緊密な繋がりを持つ中国-ASEAN運命共同体の構築を加速させ、2020年までに貿易額を1兆米ドルに拡大させる目標の実現を推進する」。
中国人民大学国家発展と戦略研究員の劉元春・院長は『証券日報』の取材に対し、「『議定書』の合意と調印が、中国とASEAN双方の経済発展を後押しする新たな力となり、より緊密な繋がりを持つ中国-ASEAN運命共同体の構築を加速し、2020年までに貿易額を1兆米ドルに拡大させるという目標の実現に繋がる。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉やアジア太平洋自由圏(FTAAP)構築の推進にも寄与する」と指摘した。
マレーシアの首都・クアラルンプールで22日、高虎城商務部部長とASEAN10カ国の通商閣僚が自由貿易協定の改定に関する『議定書』に調印した。改定交渉を通じ、自由貿易協定がバージョンアップを果たした。