「議定書」は中国が現在の自由貿易地域をベースとする初めてのバージョンアップ協定で、物品貿易、サービス貿易、投資、経済技術協力など広範囲に及んでいる。当初の協定を補充し、充実化とレベルアップを実現。貿易・経済協力関係を強化・拡大するという中国とASEAN双方の願望と、その必要性を反映している。
投資分野で、双方は投資の促進や、利便性の向上に向けた協力の強化で合意。投資の審査・承認手続きを簡素化させ、ワンストップ投資センターを設立し、安定的で透明性、利便性の高い投資環境を整える。経済・技術については、農業、情報、交通など10分野で協力を深めるほか、新たな議題としてクラスボーダー電子商取引(EC)を協力範囲に盛り込み、自由貿易を一層広げる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月25日