銭部長はこれまでの一連の成功事例を挙げた。浙江省の巨石集団が「エジプト・スエズ経済貿易合作区」に6億米ドルを投じ、年産能力20万トンのガラス繊維生産拠点を構築。現地の産業の空白を補てんし、世界有数のガラス繊維生産拠点を築き上げている。
また、エチオピアの「東方工業パーク」を銭部長が訪れた際、三、四千人の従業員が作業し、その傍らには1000人以上が職業訓練を受けていた。多くの現地の若者が勉学に励み、チームの一員になることを願っている。「その状況に私は感動した。改革開放初期の、生き生きとした中国の情景によく似っている」と銭部長は話す。