中国五鉱集団のCEOである何文波氏は2日、低迷期にある鉄鋼産業のバージョンアップを急ぐため、「インターネット+鉄鋼」モデルを通じ、中国の鉄鋼産業に新しい活力を注入したいと述べた。
同社の傘下にある五鉱発展有限公司は2日、アリババグループ傘下の杭州阿里創業投資有限公司と、北京で提携の調印式を行った。両者は合資会社を設立し、鉄鋼eコマースのプラットフォームを構築する。データによると、今年の前3四半期における中国の大型・中型の鉄鋼企業の主力業務は552.1億元の赤字。中国鉄鋼産業の投資はマイナス13.6%だった。
11月末までに、鉄鋼価格は1トン当たり1550元にまで下がった。昨年同期は2400元だった。鉄鋼の過剰生産力は約3億トンに上る。「労働密集型と資金密集型の鉄鋼産業は、一旦生産過剰に陥ると大きな問題になる」と、中国五鉱集団の副総経理で、五鉱発展のCEOである姚子平氏は鉄鋼産業の病根を指摘する。「生産組織方式、貿易流通方式を含め、需給バランスと定価方式の改革が必要だ」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月7日