北京のアナリストによると、「手を携えてともに進む中国とアフリカ:協力・ウィンウィン、共同発展」をテーマとした中国・アフリカ協力フォーラム・ヨハネスブルグサミットでは、アフリカの発展計画と連結しながら、中国・アフリカ新型戦略パートナーシップに新たな原動力を注ぎこみ、新たな内容を付け加え、中国・アフリカの「新型協力」の推進と深化がはかられる。
アフリカ各国は現在、工業化と農業近代化のプロセスの加速を求め、自主的な持続可能発展の実現に努めている。アフリカ連合は今年、「アジェンダ2063」と最初の10カ年計画を打ち出し、工業化の推進加速と食糧自給の実現という大きなビジョンをはっきりと提出した。
中国・アフリカ協力フォーラムサミットの開催は時宜を得たものであり、中国・アフリカの各分野の協力レベルを全面的に高めるものとなる。中国・アフリカ協力は、政府援助の主導から企業投資協力を中心としたものへと転換し、一般商品での貿易往来から精密加工貿易や優勢生産能力協力、技術移転へとアップグレードし、従来のプロジェクト請負から投資経営や金融協力へとレベルを高める。
インフラ建設は一貫して中国の優位分野であり、対アフリカ協力でも重点分野となってきた。2015年9月までに中国が援助や融資を通じてアフリカで建設したまたは建設中の鉄道は5675km、道路は4507kmにのぼる。
中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所の李智彪研究員によると、以前と比較しても、中国のアフリカにおけるインフラ建設プロジェクトの内容は不断に拡大し、発展経験や実用技術の共有をより重視し、プロジェクトの継続可能性をより重視し、現地の人材養成を助け、自主発展の「造血作用」を高めるものに変わっている。