アニメキャラになった董明珠氏(格力電器)と劉強東氏(京東商城)の2人が本人の声で話すCMが12月1日、テレビで放映された。中国を象徴する赤色の背景に出現したかわいい2人の企業家は、一瞬にして人々の目を捉えた。 この創意ある広告イメージは、先進的メーカーとEC企業の相互依存関係をはっきりと伝えている。大手家電メーカーの格力が、京東と手を組むことによって「良質なメードインチャイナ」を作りたいという態度と決心を感じさせるものだ。そのためこの広告は、1つの情報発信以上に、誠実で、責任のある、高品質の「メードインチャイナ+インターネット」戦略を両社が宣言したものだと言える。
実際、両者の提携は偶然によるものではない。董明珠氏は、独身の日でECのビッグセール日である「11月11日」の期間、馬雲氏と劉強東氏に会っている。11月10日には「11月11日」を記念する京東の前夜祭の現場にも出席している。業界関係者は当時、董明珠氏がEC大手企業と会い続ける理由を知りたがったが、今回のCMでその謎が解けたかたちとなった。
これは、董明珠氏が不動産大手である大連万達集団の王健林氏と組んで格力の中央空調器のイメージキャラクターになったことに続く、業界有名人同士のCMとなる。前回と異なるのは、格力の宣伝になるだけでなく、京東の宣伝にもなることであり、先進的製造業とインターネットの完璧な提携の推進を伝えるものであることだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月7日