「2001年に会社が設立された当時、80%の部品が日本から買っていたが、今では20%に減少した。この数年、我々は完全な自主設計製品を売り出している。部品も自主生産だ。これは中国の製造能力が向上したことを意味している。メードインチャイナがメードインジャパンに劣るとは限らない。カギとなるのは管理だ」と、李建宏氏は語る。
生産管理に関し、同社は極めて優秀だ。総経理の呉亮氏はあるエピソードを教えてくれた。ある日のこと。作業が終わった後で、現場にねじが1本余っていることが分かった。
このとき、千件以上の商品がすでに運搬車に詰められ、発車するところだった。しかし生産ラインのスタッフが全ての運搬作業を停めさせ、全ての製品を車から降ろし、再度検査させた。長い残業を経て、不合格の製品を見つけた。これでやっとこの日の仕事が終わった。「確かに手間のかかることだったが、便座の市場的品質と名声を保証することができたのは、やはり価値のあることだった」と、呉氏は感慨深げに語る。市場で勝つためにはシステムと管理がとても重要なのだ。