同社で古くから働く技術スタッフは、「我々の会社は当初、日本の生産ラインを全て中国に移管させ、すべて日本の技術規格で生産を行っていた。しかしその後、このような生産方式で作られた製品は中国の使用環境に合わないことが分かった。松下はすぐにこれをやめ、中国国内で製品実験室を設立し、製品性能と顧客体験の2方面で実験を行ってきた」と話す。
中国は広大だ。各地域の水質も千差万別である。松下の技術スタッフは全国各地で水を集めて研究を行った。北京の四合院の井戸から水を汲んだこともある。工場で365日、不断に研究分析を続けた。各地の水質の特徴を研究し続けた。このような真摯な仕事を通じ、研究チームは難題を1つ1つ解決していったのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月9日