年末から年を跨ぎ放送されるテレビドラマ「芈月伝」が、11月30日に中国で放送が始まった。しかし放送に先立ち、ドラマの版権はすでに海外に販売された。米国のネットフリックスなど、姉妹作品「甄嬛伝」を放送した海外の動画配信サービスが、同作品の版権を購入している。
国産ドラマの人気が海外で高まっているようだ。「媳婦的美好時代」がアフリカで一世を風靡し、「琅琊榜」が韓国で好評放送された。「歩歩驚心」「何以笙簫黙」「陸貞伝奇」などテーマの異なる優れた映像作品も、東南アジアで高く評価されている。力強い「華流」が巻き起ころうとしている。
人気時代劇「琅琊榜」が、全面的に海外で放送されている。制作者側によると、同作品はすでに海外から多くの受注を手にしており、米国、韓国、シンガポール、マレーシアなどのほか、アフリカ諸国が含まれるという。これにより、海賊版が生まれている。海外の「字幕組」は版権所有者に先駆け、英語、イタリア語、スペイン語などの字幕を作り、ユーチューブに投稿している。高い再生回数を記録し、多くのコメントが寄せられており、ファンが広く交流を展開している。
「琅琊榜」は単独の例ではなく、中国の人気テレビドラマは近年、海外市場の開拓を試みている。「陸貞伝奇」「宮鎖連城」「美人心計」などは、マレーシア、韓国、日本、カナダ、米国などの主要チャンネルで放送され、好評を博している。