中国政府の工業・情報化部(工信部)は14日に発表した「<“インターネット+”行動の積極推進に関する国務院の指導意見>の実施に関する行動計画(2015~2018年)」で、2018年までにインターネットと製造業の融合を深化させ、製造業のデジタル化、インターネット化、スマート化の水準を大きく向上させる方針を示した。合わせて、スマート製造や次世代情報インフラ産業などの発展に向けた複数の行動計画を打ち出している。
同計画が提起したスマート製造の育成・普及行動によると、2018年までにハイエンドスマート装備の国産化率を大幅に上昇させ、重点産業スマート工場を建設。スマート製造モデルプロジェクト200件を育成し、重点産業の工業インターネットモデルの応用を実現する。
また、インターネットインフラの高度化に向けた行動として、向こう3年でブロードバンド、ユニファイド・コミュニケーション、ユビキタスネットワーク、セキュリティの次世代国家情報インフラを構築し、「インターネット+」のサポート能力を全面的に引き上げることを要求。2018年までに、オール光ファイバーネットワーク都市の建設、都市と農村への4Gネットワーク全面普及、80%以上の村への光ファイバーネットワーク接続、直轄市や省都など主要都市のブロードバンド平均アクセス速度30Mbpsへの引き上げを目指す。