第二に、「一帯一路」戦略の実施により、中国のハイテク製造業が海外展開を促すことになるが、これも同分野における外資の投資を惹きつけ、新たな外資の優位性が形成されていることが挙げられる。
歩調を速める対外投資 外資の導入が加速すると同時に、中国の対外投資も加速している。投資金額にせよ、投資流動規模にせよ、中国は世界的な投資大国になっている。
商務部の統計によると、2015年の3四半期において、非金融分野での対外直接投資は873億ドルと、前年同期比で16.5%増だった。国外で受注したプロジェクト契約額は1376億ドルで同26.5%増。履行金額は1008億ドルで同9.2%増だった。国連貿易開発会議(UNCTAD)の統計によると、中国は連続3年で投資規模が世界第3位で、対外投資ストックは世界第8位となっている。