(4)サイバーセキュリティを保障し、秩序ある発展を促進する。安全と発展は2つの翼であり、駆動の2つの車輪だ。安全は発展を保障するものであり、発展は安全の目的だ。サイバーセキュリティは世界的な課題であり、この問題とまったく関係がなく、独りよがりでいられる国家はない。サイバーセキュリティの保護は国際社会の共通の責任だ。各国は手を携えて努力し、情報技術の乱用を共に阻止し、ネットによる盗聴やサイバー攻撃に反対し、サイバー空間の軍拡競争に反対するべきだ。中国は各国との対話・交流を強め、意見の相違を効果的に管理・コントロールし、各国が受け入れられるサイバー空間の国際規則制定を後押しし、サイバー空間国際反テロ条約を制定し、ネット犯罪撲滅に向けた司法協力メカニズムを完備し、共にサイバー空間の平和と安全を守っていきたい。
(5)インターネットガバナンス体系を構築し、公平・正義を促進する。国際的なサイバー空間のガバナンスは、多国間の参与、各国の協議による決定を堅持し、政府・国際組織・インターネット企業・技術コミュニティ・民間機関・国民などそれぞれの主体の役割を発揮するべきだ。一国主義や1カ国による主導、あるいは少数の数カ国による決定はあってはならない。各国は意思疎通と交流を強め、サイバー空間に関する対話・協議メカニズムを完備し、グローバルインターネットガバナンス規則を制定し、グローバルインターネットガバナンス体系をより公正・合理的にし、大多数の国家の願いと利益をバランスよく反映すべきだ。世界インターネット大会の開催は、世界インターネット共有・共同ガバナンスのプラットフォームを打ち立て、インターネットの健全な発展を共に推進していくことが目的である。