20ブランドが今年に初めてランクインした。なかでも、インターネット・ソフトウエア業界の躍進が目立つ。このほか、英国王室も初入選。米世界ブランド研究所の試算によれば、そのブランド価値は710億米ドルに上り、英国で最も価値の高いブランドの一つだという。そのハロー効果が英国の経済成長を後押しする力になりそうだ。
一方、業界の景気悪化を受け、順位を落としたブランドも少なくない。例えば、伝統メディア業界は全体的に落ち込み、なかでもニュース誌「Time」(タイム)、科学誌「Nature」(ネーチャー)は順位を大きく下げた。建設機械・鉱業機械大手のキャタピラーも、鉱業や石油、採鉱業などの低迷から順位が大幅に下落。新興産業の躍進と従来産業の衰退が対照的だった。デル、モトローラ、アルカテル・ルーセント、オリンパスが圏外に転落するなど、電子機器、コンピューター、携帯端末の老舗ブランドは順位の低下が止まらない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月16日