中国広核集団の鄭東山・副総経理は先ごろ開催された国際エネルギー変革フォーラムで、「原子力は水力、風力、太陽光とともに、中国のエネルギー変革を担う使命を背負っている。今後の非化石エネルギー比率に関する約束で試算すると、2030年に中国で原発の発電容量は少なくても1億5000万キロワットに上り、石炭換算で2億6000万トンに相当する規模だ」と語った。
中国の原子力発電産業の発展はすでに基盤と条件が揃っている。鄭東山氏によると、30年間の努力を経て、中国は独自の原発技術を持ち、原発産業体系が構築されている。足元ではすでに原発30~50基の建設工事を同時に進める施工能力を有している。「華竜一号」第3世代原子力発電技術の各種指標はいずれも最新の国際安全基準をクリアし、さらに工費面においても国際の主流第3世代原子力発電技術に比べ高い競争力がある。これを武器に、中国の原発産業は世界への進出を加速している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月17日