日本のメディア報道によると、米国のアンソニー・フォックス運輸長官は今年11月上旬、日本の山梨県でリニアモーターカーに試乗した。同長官は試乗後に、2780万米ドルの政府予算が認められたことを明らかにし、輸入リニア技術の商業化に関する調査に着手する方針を示した。
これについて日本のメディアは、日本が夢にまで見た米国への高速鉄道の輸出が、ついにその第一歩を踏み出したと伝えている。
報道によると、その一つがフォックス長官と交渉しているリニアモーターカーの輸出。これは、磁気浮上式リニア鉄道で米国の首都ワシントン~ニューヨーク間の「北東回廊」を結ぶ壮大な構想だ。現在の計画では、ワシントン~ボルチモア間の工事を先に行い、2020年代後半の運行開始を目指す。
リニア建設後にワシントン~ボルチモア間の乗車時間は15分に短縮され、ニューヨークまでもわずか60分となる見込み。米国の連邦政府が、環境調査などに充てる予算を初めて組んだ。