電子商取引が新たな原動力に
消費は国民経済の成長をけん引し、ネット通販は消費の成長をけん引する。
中国商務部のデータによると、2015年のオンライン小売総額は世界一の4兆元に達する見通しだ。
電子商取引は北京・上海・広州・深センにおいて、マニキュア、出前、マッサージ、家具、装飾品、賃貸住宅など、現地住民の生活の各方面に浸透している。北京の消費の対GDP比は2014年に62%以上に達し、経済成長の72%が消費によるものとなった。消費増の8割は電子商取引による。
北京市の程紅副市長は、「北京市民は5年前、100元当たり2元しかネット上で消費していなかったが、今年は16元に増加している。電子商取引は消費拡大の新たなエンジンであり、経済成長の新たなエンジンでもある」と話した。
中国の2014年のクロスボーダーオンライン小売総額は、前年比44%増の4492億元に達した。うち輸入は60%増の1290億元、輸出は40%増の3202億元。中国商務部は、中国の2016年のクロスボーダー電子商取引輸出入総額が6兆5000億元に達し、今後数年間の年間成長率が30%以上に達すると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月29日