中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の2015年第4四半期定例会議がこのほど開催された。穏健の金融政策を継続し、金融引き締めと緩和の度合いを一段と重視するよう強調している。
会議では、◇国内外の経済・金融の最新動向や、国際資本流動の変化を注視し、安定を求めつつ前進を図り、改革とイノベーションを堅持する、◇穏健の金融政策を継続し、金融引き締めと緩和の度合いを一段と重視する、◇様々なツールを活用することによって、適度な流動性を維持し、銀行貸出や社会融資規模の合理的な増加を確保する、◇融資構成と貸出構成の改善を図り、直接金融の比重を引き上げ、資金調達コストを低減させる、◇金融体制改革を進め、効率の向上を図り、実体経済を下支えし、リスト管理を強化する、◇金利の市場化と人民元為替レート形成メカニズムの改革を一層推進し、人民元為替レートが合理的な水準で安定的に推移することを確保する--などの方針が示された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月30日