中国商務部公式サイトからの情報によると、中国は現在、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)、中日韓自由貿易協定(FTA)、中国・湾岸協力会議(GCC)FTAなどの自由貿易交渉を進めている。2015年には中日韓FTA、スリランカとのFTA交渉、パキスタンとのFTA第二段階交渉を積極的に推進。また、モルディブ、グルジアとのFTA交渉、シンガポールとのFTAグレードアップ交渉を始動させた。
16年に商務部は「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)を帯同する世界向けの自由貿易区ネットワークの構築を加速させる方針。それと同時に、すでに発効している自由貿易協定を確実に実行する。中国企業がFTAに基づいた優遇政策を一層活用できるようサポートすることによって、対外貿易と投資協力の拡大を促す。
最新データによると、中国はすでに22の国・地域と14の自由貿易協定に調印。自由貿易相手はアジア、中南米、オセアニア、欧州に及んでいる。