米国ネバダ州ラスベガス市で6日、家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が開幕した。それを控え、世界各国のテレビメーカーが激戦を繰り広げている。TCL、海信(ハイセンス)、LG、サムソンなど中国、韓国のメーカーは5日、最新のディスプレー技術を発表。一方、日本メーカーの動きはみられない。『北京商報』が取材した情報によると、日系テレビメーカーの衰退にともない、長年にわたって中日韓の「三者鼎立」が続いたテレビ市場は、中韓一騎打ちの様相を呈している。
5日に家電メーカー各社はそろって最新の製品を披露。なかでも中国と韓国企業が目立った。TCLはハイエンド製品のQUHD量子ドットテレビを初めて発表。量子ドット新素材と量子ドット画質処理技術、多次元総合画質改良技術を採用している。一方、海信はレーザーテレビへのこだわりを見せた。今回は最大100インチのVIDA MAXレーザーテレビを紹介。長虹はCESで知的財産権を所有する2タイプのレーザーテレビ、4K曲面OLEDテレビ、4K曲面量子ドットテレビを発表した。
韓国メーカーも負けてはいない。サムソンが発表した量子ドットSUHDテレビは49~88インチの5タイプをそろえ、画質効果なども以前より顕著に改善。LGは4K OLEDテレビと98インチ8K(7680×4320ピクセル)テレビを披露した。