国務院の李克強総理は15日午後、北京の中南海紫光閣で欧州復興開発銀行(EBRD)のスマ・チャクラバルティ総裁と会見した。
李総理は、「チャクラバルティ総裁の今回の訪中は、中国が正式に欧州復興開発銀行に加盟し、双方の協力の新たな1ページが開かれたことを意味する。中国は欧州復興開発銀行と投融資協力を強め、『一帯一路』(1ベルト、1ロード)の推進、国際的な生産能力協力などで連携を強め、第三者市場での協力を積極的に展開し、中国と欧州の互恵協力を深めるべく支援を提供することを望んでいる」としたほか、「現在、中国経済は全体的に安定しており、成長のスピードは世界の主な経済体の中でも抜きんでている。外貨準備には余裕があり、金融システムも穏健だ。中国には通貨の競争的な切り下げによって輸出を刺激する意図は無く、人民元相場も下落し続ける基盤を持たない。中国は、人民元相場を合理的かつバランスの取れた水準で保ち続けることができる」と強調した。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年1月16日