(6)5千万ドルの支援金の使い道は?
発展途上国のインフラ建設を支援
AIIBの開業式典で、中国は提唱者として、期限内に資本金を納入するほか、近く設立されるプロジェクト準備特別基金に5千万ドルを拠出し、発展途上国メンバーのインフラプロジェクト建設の支援に当てることを承諾した。
金総裁は同基金を設立する理由について、「AIIBと既存の国際多国間開発機関との違いは、ソフトローン供給の窓口がないという点にある。一連の発展が遅れた国や地域はインフラ建設の能力育成やプロジェクト準備などで支援を必要としており、同基金がこうした面で支援を提供することになる」と説明した。
また金総裁は、「AIIBは中国政府と韓国政府の同基金に対する支援に感謝する。これらの資金は発展途上国のプロジェクト運営、技術支援、人材育成の支援に当てることになる。AIIBは同基金のすべての資金をしっかりと利用して、発展途上国がそこから利益を得られるよう確保する。また未来のAIIBはより多くの国からこうした方面の資金支援を得ることになると確信する」と述べた。