(7)AIIBの初めの5年間は何をする?
まず良好な企業文化の構築を
金総裁は、「(自分の任期の)5年という時間は長くはないが、AIIBにとって極めて重要な時期になる。自分からみると、AIIBは大きなビルであり、企業文化はビルの屋台骨だ。最初にしっかりと屋台骨を組み立てなければ、ビルは安定して長持ちしない」と述べた。
金総裁はさらに続けて、「思うに、この5年で最も重要な任務は良好な企業文化を構築することだ。優れた企業管理制度、優れた企業文化があってこそ、優秀な人材をAIIBに呼び込み、共通の目標に向かって邁進できるようになる」と述べた。
金総裁は、「AIIBの核心的な価値観は『リーン、クリーン、グリーン』。このために、まず行わなければならないことは高い基準でルールや制度を構築し、力強い企業文化を構築することだ」と強調した。
高い基準とどんなものか。金総裁は、「既存の多国間開発機関が過去数十年にわたって積み上げてきた優れた経験を吸収し、現代の民間企業の優れた運営経験も取り入れ、取り入れたり吸収したりしたことを土台としてその上に設けられたより高い基準のことだ」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月19日