19日に開かれた2015年中国電子情報産業経済運行及びテレビ産業研究発表会で、2015年の世界テレビ出荷台数は2億3000万台と、前年に比べ2.5%減少したと発表された。一方、世界のテレビ生産・販売の主要地域となる中国では、2015年のパフォーマンスが市況に逆行して向上し、テレビ出荷台数が前年比2.8%増の1億4500万台となる見込みで、国内のテレビ販売台数と販売額はともに増加した。奥維雲網(AVC)のまとめによると、2015年の中国テレビ販売台数は前年比4.8%増の4674万台、販売額は7.5%増の1572億元。平均価格は1台あたり3363元で、前年に比べ2.6%上昇した。
「テレビ販売が市況に逆行して増え、テレビに対する内需に比較的大きな弾力性があることが示された」。中国電子視像産業協会の彭健鋒副秘書長は、テレビ保有台数が1世帯当たり1.3台と低水準で、使用期間が12年の超長期にわたり、価格低下が10年以上続くなか、ユーザーが大型ディスプレイに戻り始めれば、テレビ市場規模は4600万台の現水準にとどまることはないとの見方を示している。