■自由貿易区が新たな焦点に
自由貿易区は、投資管理制度、貿易監督管理、金融制度、事中・事後監督管理などの分野で改革を進め、外資系企業による投資の利便性向上に努めている。商務部によると、2015年1-11月は広東、天津、福建の自由貿易試験区で外資系企業5088社が設立され、3326億6000万元の契約が結ばれた。全体に占める比率はそれぞれ84.2%と74.6%に上る。上海自由貿易試験区は試験区拡大後、外資系企業による投資が全体の半分を占める。
さらに重要なのは、外資系企業の中国事業が依然として黒字化できているということだ。AMCHAM Chinaのリポートでは、2015年は加盟企業の大部分が増収、約3分の2が黒字か大幅黒字、4分の3の企業の投資収益率(ROI)がプラスまたは大きなプラスとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月22日