成功した半導体企業の利益率は概ね40%以上。一方、半導体デバイスを使って電子部品を製造する企業の利益率は20%を切ることが多い。中国がより多くのICチップを設計・生産し、いつかインテルのように基本技術基準を掌握できれば、世界の電子産業に占める利益のシェアをさらに拡大できる。
専門家によれば、中国政府が目指しているICチップの世界一流企業の育成には、3つの難関を乗り越えなければならない。◇コスト文化からイノベーション文化へ転換する、◇グローバル的な思考モデルを樹立させ、国際市場の布陣で先手を打つ、◇長期にわたる困難な取り込みを覚悟する--ことが挙げられている。マッキンゼー・アンド・カンパニーの分析によると、世界の半導体企業で、メモリーICでも、設計、製造、パッケージングでも、すべての分野において利益は1~2社のトップ企業が独占し、残りの企業は赤字を出している状況だ。
中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月27日