日本側の分析では、産業が世界的に低迷している鉄鋼製品や中国経済の減速の影響を大きく受けたアジアの電子部品の輸出量減少が、日本の輸出量減少の主な要因だ。高級車を中心とした自動車製品やペットボトルの原料となる有機化合物製品などの輸出額が減少したことも、日本の対中貿易の赤字額が記録を更新した一因だという。
財務省発表のデータをみると、15年12月の貿易収支は2カ月ぶりに1402億円の黒字となった。現在、世界市場における原油価格はさらに値下がりし、この影響で日本の12月の輸入額は同18%減の6兆1937億円になり、輸出額は同8%減の6兆3376億円になった。また中国経済減速の影響により、鉄鋼製品の輸出額が同26.8%減と大幅に減少した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月27日