欧州委員会の競争担当委員であるマルグレーテ・ベスタゲール(Margrethe Vestager)氏は1週間前に、中国が完全に市場経済地位を獲得しても、EUが中国企業に対し懲罰的な関税を課すことはできると説明した。ドイツメディアは、欧州委員会のリポートが、反対者に1粒の「精神安定剤」を与えようとしているとの見方を示す。中国の市場経済地位が承認されれば一部の産業には打撃を与えるが、多くの産業にはより多くのチャンスをもたらす見通しだ。中国市場には将来性がある。
「これは単なる時間の問題だろう」。ドイツの週刊誌『デア・シュピーゲル』は、ベルギー、ドイツ、英国などが中国に市場経済地位を与えることを基本的に支持していると指摘。欧州委員会が、早ければ今年7月に中国の市場経済地位を認めるとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月1日