中国の正月用品、米日独の売れ行きが好調

中国の正月用品、米日独の売れ行きが好調。

タグ: 正月用品 売れ行き 日本

発信時間: 2016-02-02 14:37:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アリババ・グループは2月1日、第一財経商業データセンターと共同で「中国正月用品ビッグデータ報告書」を発表した。データによると、アリババの1月17−21日の正月用品セール期間中、中国人は通販サイトのタオバオ、天猫、聚劃算、村淘を通じ21億点の正月用品を購入した。1人あたり1.5点を購入したことになる。

オーストラリアからも注文

貴州省のチリソースが5時間で8万本、大别山の黒豚肉が9時間で2トン、江蘇北部の地卵が2時間で3万個、洛川のリンゴが11時間で90トン売れた。これらの地元特産品は、申年の春節(旧正月)の消費における最大の見所となった。ビッグデータの分析によると、特産品の売れ筋ランキングの首位に輝いたのは干し肉だった。

当然ながら、特産品の概念は食品のみに留まらず、地域の特色ある手工芸品が含まれる。同報告書によると、福建省の木彫の人形、陝西省の影絵なども売れ行きが好調だった。

特産品は国内の都市部に入ったほか、海外にも進出した。最も遠い場所では、オーストラリアから注文があった。徳州扒鶏、流亭猪蹄、周村焼餅、景芝白酒などによる山東省の正月用品が、現地に中国の年越しの雰囲気をもたらした。

また同報告書によると、正月用品のセール期間中、衣料品と食品の消費額が半分以上を占めたが、その比率は年々低下している。マタニティ・ベビー用品や娯楽サービスといった新しい正月用品のシェアが高まっており、正月用品の消費の多元化が伺える。

米日独の製品が人気

申年の春節には、大量の海外製品が襲来しようとしている。正月用品のセール期間中、25カ国・地域の5000以上の国際ブランドが参戦した。中国人は国を出なくても、世界中の商品を購入できた。

同報告書は、「中国人が購入に最も意欲的な10カ国」を選出した。順位は米国、日本、ドイツ、韓国、オーストラリア、オランダ、フランス、英国、ニュージーランド、イタリアの順。海外製の正月用品の主要品種は、食品、化粧・美容品、マタニティ・ベビー用品。各国が最も得意とする特色ある商品が好評を博した。例えば韓国ならば化粧品、米国ならばサプリメント、オーストラリアならば粉ミルクだ。注目すべきは、都市部と農村部で購入内容が異なることだ。都市部の人は化粧・美容品、農村部の消費者はマタニティ・ベビー用品に高い購買意欲を示した。

農村部では携帯電話が人気

同報告書によると、正月用品の購入内容は、1・2・3級都市および農村で大きく異なった。

1級都市向けに販売された正月用品のうち、レジャー・娯楽系の商品が占める比率が高かった。例えばホテル、旅行、チケット、コンサートなどの商品が好評を博した。2級都市向けは食品の比率が、3級都市向けは衣料品の比率が最も高かった。

農村部の正月用品市場では、衣料品が中心的な品種となった。ただし消費水準の向上に伴い、農村部住民の購入リストには、衣食住や娯楽などの内容が含まれるようになり、衣料品が占める比率が年々低下している。電子機器が農村部で好評を博している。農村部住民が最も多く購入した電子機器は携帯電話で、テンセントのギフト券、液晶テレビ、ゲームのプリペイドカードなどの需要も旺盛だった。

正月用品、購入者より先に帰省

人々はこれまで、大きな荷物を抱えて帰省していた。しかし今や人よりも先に正月用品が届けられるようになった。ネット通販で注文を出し、宅配便で自宅に届けることで、「正月用品を先に帰らせる」が流行となった。同報告書によると、正月用品のセール期間中、注文を受けた13.66%の商品が、購入者の所在地から遠く離れた場所に配送された。これは申年の春節に、約2億8000万点の正月用品が帰省ラッシュに加わることを意味する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月2日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。